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経済

2019年8月19日

店員のいない店舗、3社がコンセプトを発表

 
 シンガポール小売業会議・展示会で地場企業3社が店舗運営の新たなコンセプトを紹介した。無線自動認識システム(RFID)、現金不要の支払い、無人店舗への入店・支払いを可能にする人工知能(AI)の3種で、エンタープライズ・シンガポール(ESG)の支援を受けピック・アンド・ゴー、オクトボックス、OMOストアがそれぞれ開発した。
 
 これらの店舗では在庫管理、レジ係、現金計算がすべて自動化できるため、生産性を50%以上改善できる見込み。また、客データを分析することで買い物客の動きを把握することが可能になり、品ぞろえ、陳列の仕方、レイアウトを調整できるようになるという。
 
 ESGのアラン・ヨー小売・デザイン部長は、無人店舗ではこれまで運営に必要だった店員を削減できるので生産性が上がるだけでなく、客にとっても新鮮な体験になると利点を強調した。コンビニエンスストア以外の小売店でも導入可能な形態だという。
 
 オクトボックスの無人店舗では、客は手のひら認証で入店し、買い物を済ませたら精算室に入ると、機械がRFIDタグの情報を読み取る。客はDBSのペイラー財布で支払いを済ませる。

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