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2019年8月8日

フリーダイビング国際大会、リム・アンチが自己最高で3位入賞

 
 フリーダイビングのカビリアンカップで、シンガポール人女性のリム・アンチ選手(36)が自己最高を更新し、3位に入賞した。主要なフリーダイビングの国際大会でのシンガポール人の入賞は初めて。
 
 リムさんはフィンをつけないで垂直に泳いで潜る深さを競うコンスタントウェイト・フィン無し(CNF)で47メートルと、自己最高(45メートル)を上回った。コンスタントウェイトでは潜水中、ウェイトの量を変えない。
 
 フィンを付けて潜る深さを競うコンスタントウェイト・ウィズフィンでは60メートル、フィンを付けずロープを手繰って潜る深さを競うフリーイマージョンでも60メートルと自己最高を更新した。いずれも国内最高。同カップには世界記録を持つイタリアのアレッシア・ゼッチニ選手も参加。CNFで112メートルの記録をたたき出した。
 
 1回の呼吸でどれだけ潜れるかを競うスポーツだが、危険も伴う。リム選手は最近の練習で、酸素不足で失神したことがある。練習ではヨガを取り入れている。現在ホンジュラスのロアタン島で開催中の世界選手権に参加しており、シンガポール独立54周年にちなみ、CNFで54メートルの記録達成を狙う。
 
 フリーダイビングはスポーツとしてマイナーなため、海外遠征資金を得るのに苦労しているという。

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