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経済

2019年8月7日

カラン地区を再開発、スポーツと娯楽のセンターに

 
 法定機関のスポーツ・シンガポール(スポーツSG、旧シンガポール・スポーツ協議会)はカラン地区を再開発し、スポーツ、娯楽の中心地として振興すると発表した。シンガポール・スポーツ・ハブを補完するものとして6件の開発を5~6年かけて行う。同ハブには国立競技場、室内競技場、水族館がある。
 
 スピードクライミング、パルクールなど新タイプのスポーツ用施設を整備したユース・ハブと、シンガポール初、すり鉢状の傾斜面を備えた競輪場を開発、自転車競技などトラックを周回するレースの訓練センターとする。パルクールは、走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置く動作を通じ心身を鍛える運動方法。これ以外にもフットボールハブ、テニスセンター、散歩やランニングが楽しめるベナアン・カパル緑地、遊歩・サイクリング用環状高架通路を整備する。フットボールハブとテニスセンターにはナショナルチーム訓練センターと選手育成アカデミーを収容する。
 
 カラン・シアターと周辺は、スポーツ、娯楽、生活スタイルのセンターとして再開発する。多目的アリーナ、ホテル、スポーツ医学センターなどのアイデアが検討されている。スポーツSG は「カラン・アライブ」の名称で再開発を行い、年間来場者数(1,200万人)を3,000万人まで増やす計画だ。
 
 しかし再開発で、アーチェリー、クリケット、ソフトボール、スカッシュの団体は活動場所がなくなるため、カラン以外の場所を探さなければならない。

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