フェアプライス大型店が開業、店内に水耕栽培農園

 
　フェアプライスのビボシティー店「フェアプライス・エクストラ」が8月6日、開業した。売り場面積は9万平方フィートで、フェアプライス店舗で最大。店内農場、軽トラを利用したアイスクリーム移動販売店、子どもの遊び場、バッグ・自転車修理スペースを設けた。
 
　変化する客のニーズに対応するためで、実店舗の強みを生かし体験型の要素を盛り込んだ。買い物客は、野菜のカット、肉のマリネ漬け込み、魚焼きなど、食材を調理してもらえる。イートインスペースも設けた。客は多様な店内購入品を食べることができる。穀物、ナッツ、スパイス、パスタは、自分の欲しい量を購入できるシステムを導入した。
 
　NTUCフェアプライスのエレーネ・ヘン副最高経営責任者は「まず客を念頭に、ニーズは何か、店に何を期待しているかを考え、店作りを行った」と語った。
 
　品ぞろえは3万5,000品目で、国産ブランドが350種。国産品を前面に出したコーナーも設けた。小型の水耕栽培の「農場」ではコムクロップが野菜を栽培する。
 　
　9月からはスマホ決済が可能なフェアプライスの「スキャン・アンド・ゴー」アプリの利用が可能になる。