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2019年8月5日

新たに配備の対空ミサイル、独立記念日パレードで公開

 
 シンガポール空軍は仏伊ユーロサムが製造した対空ミサイル「アスター30」を調達したことを公表した。7月9日の独立記念日パレードで機動部隊の一部として初めて公開する。また10日の土曜にはアスター30を含め、機動部隊の車両60台余りが4つのルートに分かれて国民の大多数が住む地域を巡る。
 
 機動部隊パケットチームリーダーのユー・ウェイレ第2准尉は「アスター30の公開は、国を守る能力とその用意があることを示すもの」と3日の記者会見で説明した。シンガポール空軍は昨年、初めてアスター30の引き渡しを受けた。購入台数は明らかにしていない。広域防空を担う対空ミサイルだ。
 
 シンガポールがこれまで配備してきたのはアメリカ合衆国のレイセオンが開発した地対空ミサイルのホークで、射程距離は40キロメートル。操作に30人余りの人員が必要だ。アスター30は3人で操作でき、射程距離も70キロと長く、ン・エンヘン国防相によると、長距離からの複数の脅威に対処できる。
 
 10日の軍事パレードでは約60台の車両がF1ピットビルに集結し、4つのルートに分かれて夕方にかけ、ビシャン、ウィスマ・ゲイラン・セライ、ジュロン・イースト、ポンゴル、ウッドランスに向かう。

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