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経済

2019年7月31日

エンプロイメント・パス取得で政府が便宜、ハイテク企業の成長を支援

 
 経済開発庁(EDB)とエンタープライズ・シンガポール(ESG)は7月30日、共同声明で成長の潜在性が高いハイテク企業を後押しするため、これらの企業が外国人専門職者を確実に確保できるよう、就労査証(エンプロイメント・パス)取得で便宜を図る「テク@SG」計画を導入すると発表した。
 
 第4四半期から2年間の暫定措置として試験導入する。人材確保以外に事業ネットワークを紹介することで、企業としての成長、域内進出を後押しする。
 
 適用を受けられるのは、デジタル技術、医療技術、バイオテクノロジー、クリーンテクノロジー、農業技術、フィンテック領域のポテンシャルの高い会社。クリーンテクノロジーは、再生可能エネルギー・太陽光発電・スマートグリッドなど地球環境問題の解決策となるような技術。データ科学、人工知能(AI)、サーバーセキュリティー、モノのインターネット(IoT)など最先端技術の専門職者が便宜の対象となる。
 
 EP取得には賃金、学歴など一定条件が付けられているが、テク@SGでは賃金についてストックオプションを認めるなど柔軟に対応し、また学歴条件を満たせなくても職業能力があれば査証を認める。

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