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経済

2019年6月24日

トップグローブ、ニトリルゴム手袋生産で世界一目指す

 
 世界最大のゴム手袋メーカーであるトップグローブは、今年末までにニトリルゴム手袋の生産量でも世界一を目指す。2年前から生産能力の拡大に努めており、今年末までに年間250億〜300億枚に引き上げる計画だ。ザ・スター・オンラインが19日付で伝えた。
 
 リム・ウィー・チャン最高経営責任者(CEO)は、最大限努力すればニトリルゴム手袋の世界トップメーカーになれるとコメント。来年にはさらに同製品の生産能力を158億枚増やすとしている。
 
 ゴム手袋全種を合わせた生産能力は、2020年に833億枚に引き上げる計画。同社は増産に向け、年間4億リンギ(約103億円)を設備投資に充てている。ニトリルゴム手袋の昨年の輸出量は前年に比べ36%(49億枚)増えている。
 
 リムCEOは、米中貿易摩擦が同社に及ぼす影響はないとコメント。「手袋業界全体をみても影響はないが、摩擦は良いことでない」とし、早期解決を望む姿勢を示した。
 
 同社の19年6月期第1〜3四半期(18年7月〜19年3月)の売上高は前年同期比20.5%増の36億1000万リンギ、純利益は12.5%減の2億9050万リンギだった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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