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経済
社会

2019年6月14日

「ホーカーセンターなしでは生活できない」、環境庁調査

 
 シンガポール環境庁(NEA)はホーカーセンターを居住者がどうとらえているか、昨年下半期に実施した意識調査の結果を6月13日、発表した。ホーカーセンターに対する満足度は非常に高く、ホーカーセンターなしでは国民の生活は成り立たないようだ。
 
 調査には年齢18~69歳の国民、永住者1,103人が回答した。ホーカーセンターに非常に満足している、あるいは満足しているとの回答は91%だった。評価の際の考慮要素は、代金の手頃さ(99%が満足と回答)、料理の質(同98%)、換気、清潔度など飲食環境(同87%)だった。
 
 近隣にあってほしいものでは、57.4%が公共輸送機関と回答。ホーカーセンターとの回答は54%で、ショッピングモールの46.1%を上回った。NEAは2014年に初めてホーカーセンターに関する意識調査を行い、以後、2年に1回の頻度で行っている。
 
 最も頻繁に行く飲食施設としてホーカーセンターを挙げたのは35.6%。コーヒーショップとの回答は35.5%、フードコートとの回答が22.8%だった。一方で野菜、魚、肉など生鮮品を売るウェットマーケットの客足は落ちている。昨年、ウェットマーケットに行かなかった、との回答者は39%で、16年の33%、14年の23%を上回った。

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