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経済

2019年6月6日

創造的商品の輸出額で世界10位、UNCTAD統計

 
 創造的商品の輸出額でシンガポールは世界10位にランクされた。国連貿易開発会議(UNCTAD)の統計(2015年実績)によると、シンガポールの創造的商品(美術・工芸、音響、デザイン、デジタル組成品、ニューメディア、舞台芸術、出版および視覚芸術)の輸出額は100億米ドル(約1兆円)だった。
 
 輸出額1位は中国の1,680億米ドル(約18兆1,776億円)で突出している。2位は米国の390億米ドル(約4兆2,199億円)、3位はフランスの340億米ドル(約3兆6,788億円)。世界全体では5,090億米ドル(約55兆円)。
 
 順位上位は先進国が多数を占めたが、全体では途上国の輸出が2,650億米ドル(約28兆6,730億円)、先進国の輸出が2,440億米ドル(約26兆4,008億円)と、中国が存在感を示した。
 
 途上国による輸出のうちアジアからの輸出が2,280億米ドル(約24兆6,700億円)で、中国以外では、香港、インド、シンガポール、タイ、マレーシア、台湾からの輸出額が多かった。
 
 カテゴリー別で輸出額が多いのは、デザイン、ファッション、映画で、ファッション衣料、インテリアデザイン、宝飾類などデザイン商品が全体の54%を占めた。アンティーク、絵画、写真、彫刻など視覚芸術の輸出は17%を占めた。視覚芸術の最大輸出国はフランスで145億米ドル(約1兆5,689億円)。

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