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経済

2019年5月16日

サラワク州で水素製造プラント、公共バス試験へ

 
 サラワク州で今月末、水素製造工場が開所する。アバン・オペン知事が5月9日の議会で明らかにした。充てん所を併設し、まずは水素を燃料とする公共バス3台を試験的に走らせる。将来は水素バスの運行数を増やすとともに、水素の輸出を目指す。国営ベルマナ通信が伝えた。
 
 水素自動車の需要が今後高まるとみて、州政府が工場を建設。アイルランドのガス大手リンデ・グループと、カナダの大手水素メーカーであるハイドロジェクニクスの協力を受けた。
 
 アバン知事は、水素自動車を生産する米国や欧州、日本、韓国に間もなく水素を輸出することも可能であると説明。同州にとって、液化天然ガス(LNG)に次ぐ資源輸出になると期待している。同知事によれば、水素自動車は2013〜17年に世界で6500台が販売されている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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