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経済

2019年5月15日

遊休国有建築物・土地の斬新な利用法を求む、まず6カ所で

 
 シンガポール国土庁(SLA)と都市再開発庁(URA)は、国が所有する遊休地、建物6カ所を入札にかけると発表した。斬新なアイデアで活用してもらい、地域に活力を与えるのが目的で、3年契約で賃貸する。更新は2回まで。
 
 SLAとURAは事業経営者、建築技師、設計技師らからの応募を期待している。最初に入札にかけるのは、歴史的地区のカンポン・グラムにあるショップハウス「45スルタン・ゲート」。
 
 ほかに入札にかけられるのは順に、旧ブキティマ消防署、タンジョン・パガーの商業ビル「30マックスウエル・ロード」、商業ビルの「31ヒンドゥー・ロード」、旧カラン空港、およびマリーナ・ベイの国有地。カラン空港は1937年に開業の国際空港で55年に閉鎖した。ターミナルを含む施設は保存指定を受けている。
 
 SLAのヤップ・ビジネス開発ディレクターによると、旧カラン空港や旧ブキティマ消防署は歴史的価値を持っており、改めて活用することで地域社会のニーズを満たすことができるという。
 
 URAのチョー・メイ保存・都市設計担当ディレクターは「都市は建物、社会基盤の集積以上のもの。人が住み、働き、家族で、また友人とともに出歩く場所。今回の計画を通じ、人を引き付ける、魅力ある場所造りに貢献したい」と語った。

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