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経済

2019年5月7日

陸運庁が新たな免許を提案、配車アプリ業者による流しも可能に

 
 配車サービスのグラブあるいはインドネシア系ゴージェックに所属する個人ハイヤーが流しで客を拾うことが認められる見通しだ。陸運庁(LTA)は5月6日、タクシー、配車サービス業の見直しの一環として、流しサービス運営者免許(SSOL)と個人ハイヤー免許の2種類に分け交付することを提案した。関係者や市民から意見を募る。
 
 SSOLはタクシー運営業者規則同様、免許取得者は営業用車両を所有し、最低限の台数を維持しなければならない。LTAは最低限の台数を引き下げることも検討している。
 
 グラブやゴージェックがSSOLを取得すれば、タクシー同様、運転手は流しで客を拾うこともできる。個人ハイヤー免許は配車サービス業者向けの免許。
 
 シンガポールの1日のタクシー利用回数は65万回で、流しの利用が70%を占める。現地紙の取材に対しグラブは、流し免許の取得は考えていないと回答した。ゴージェックの広報担当者は「その件についてコメントするのは時期尚早」と語った。

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