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政治

2019年4月10日

マレーシア首相と会談、友好・建設的な問題解決で合意

 
 リー・シェンロン首相とマレーシアのマハティール・モハマド首相は9日、マレーシアの行政首都にある首相官邸で首脳会談を持ち、2国間で未解決の問題を広範に話し合った。首脳会談はマレーシアが新政権になって初めて。
 
 会談後の共同記者会見でリー氏は、協力的、未来志向の関係の維持で両者は意見が一致したと語った。
 
 マハティール氏によると、海事境界線を画する作業を1カ月以内に開始する。両国は港湾境界線を互いに一方的に広げ、それぞれ主権を主張する領海がジョホール沖とシンガポール西部のトゥアス沖で重なる状態が起きていた。8日の運輸相会談で互いに主張を撤回することで合意した。
 
 ジョホール州南部の空域の管制権をシンガポールに委託している件について、マハティール氏は、管制権を段階的に取り戻したいと表明した。
 
 ジョホールバルとウッドランズを結ぶ快速鉄道(RTS)は延期が合意されているが、マハティール氏は、マレーシアとして代替手段を検討すると、RTSの取りやめも視野に入れていることを示唆した。

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