シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP2月の工業生産高は0.7%増、電子部門は引き続き低迷

経済

2019年3月27日

2月の工業生産高は0.7%増、電子部門は引き続き低迷

 
 シンガポール経済開発庁(EDB)が2月26日発表した2月の製造業生産高は前年同月比0.7%の増加だった。前月は0.4%(速報値では3.1%)の減少で、2カ月連続のマイナスは回避されたが、製造業の柱である電子の低迷は続いている。
 
 生産増の原動力となったのは薬品を含むバイオ医学部門で、13%の増加だった。これを除外すると2月の製造業生産は1.6%の減少になる。薬品生産は変動が激しく、来月も高水準の生産が維持される保証はない。
 
 精密工学部門の生産は15%の減少だった。半導体関連装置の生産が減少した。電子部門の生産は1.1%の減少だった。UOB(大華銀行)のエコノミストによれば、電子機器の輸出需要が依然弱いことを示しているという。
 
 運輸工学部門の生産は4%増で、1月の増加率(10%)を下回った。メイバンク・キム・エン証券のエコノミストによると、油田開発装置および船舶建造・修理需要が減少している。

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