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経済

2019年3月19日

シングテルのモバイル決済同盟、日本でも展開

 
 シンガポール・テレコム(シングテル)は、同社が中心となって結成したモバイル決済同盟のVIAに、中国テンセント社のサービス展開をサポートする日系企業のネットスターズを新たなメンバーに迎えたと発表した。VIAに加盟する通信会社の加入者は、日本でもモバイルウォレットのサービスを利用できるようになる。
 
 ネットスターズに加盟する日本の商店は10万店余り。これによりVIAで使われるQRコードでの決済が可能になる。決済ネットワークで利用されているモバイルウォレットは、シングテルダッシュ、AISグローバル・ペイ、タイ・カシコン銀行のKプラス、および、マレーシア・アシアタ・デジタルのブースト・マレーシア。AISグローバルはタイの携帯通信最大手アドバンスト・インフォ・サービシズ(AIS)の子会社。
 
 シングテルのアーサー・ラング最高経営責任者(国際グループ)は、東南アジア出身者の日本訪問が増加しているためVIAの日本展開を決めたと語った。
 
 ネットスターズの李剛社長によれば、同社は観光地、空港、ショッピングモールに店を構える商業者に加盟店が多い。
 
 シングテルはVIA同盟を、インド、フィリピン、インドネシアにも広げる意向だ。同3国ではシングテルが出資する関連会社が営業している。

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