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社会

2019年3月18日

政府への国民の信頼度、シンガポールは67%の高水準

 
 調査会社のエデルマン・インテリジェンスは、世界 27 カ国、3万3,000 人余りを対象に実施した信頼度調査「エデルマン・トラストバロメーター」の調査結果を発表した。国民の政府、メディア、非政府組織(NGO)に対する信頼度を調べたもので、シンガポールで5年後の生活はよくなっている、との回答は一般層が50%、知識層が56%だった。
 
 知識層とは、大卒以上、世帯収入が各国の同世代と比較して上位25%以内、少なくとも週に数回はビジネスや公共政策に関するニュースを見たり読んだりしている層を指す。政府、メディア、NGOが国民の将来のために正しいことをしていると思うかを、信頼度として示した。
 
 将来への信頼度が80%かそれ以上と非常に高いのはコロンビア、インドネシア、インド。最下位は日本で、一般層の16%(知識層の38%)が5年後の生活は改善していると回答した。ニュースが真実かを把握するため人は複数のメディアから情報を得ていることが分かった。メディアに対する信頼度は中国が最高で76%。シンガポールは56%。日本は35%と低い。
 
 世界平均で旧来型メディアを信頼している者の割合は65%、グーグルなどサーチエンジンへの信頼も65%と過去最高だった。ソーシャルメディアを信頼している、との回答は43%だった。
 
 シンガポールでは旧来型メディアを信頼している人が71%と、サーチエンジンの55%。ソーシャルメディアの46%を上回った。
 政府を信頼しているとの回答者の割合はシンガポールが67%と先進国で最も高い。上位は中国、アラブ首長国連邦、インドネシア、インドで86~74%。日本は39%と低い。フランスは32%だった。

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