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経済

2019年3月4日

1月の輸出3%増、電気・電子が伸びる

 
 マレーシア統計局が4日発表した貿易統計によると、2019年1月の輸出額は前年同月比3.1%増の854億950万リンギ(約2兆3500億円)だった。伸び率は前月の5.1%から減速。全体の4割を占める電気・電子製品が8.2%増と好調だったものの、石油製品やパーム油・パーム油製品がともに2割減だった。
 
 分野別では全体の8割を占める工業製品が2.9%増、同1割の鉱業製品が23.5%増と拡大した一方、農業製品は13.6%減少した。工業製品では電気・電子製品のほかに化学品や宝飾品も2けた増と好調。鉱業製品では液化天然ガス(LNG)の輸出量が増え、価格も上昇した。農業製品の落ち込みは、パーム油の値下がりが響いている。
 
 国・地域別では最大のシンガポール向けが5.4%増、2番目に大きい中国向けが9.1%増、3番目の米国向けが9.4%増と伸びている。一方、4番目の日本向けは5.0%減、次の香港向けは7.3%減だった。日本向けはLNGと石油の輸出が低調だった。
 
 全体の輸入額は1.0%増の738億8770リンギ、貿易収支は115億2170万リンギの黒字。黒字計上は1997年11月から255カ月連続となる。
 
 輸入は全体の3割を占める電気・電子製品が2.3%減少したものの、化学品や機械・部品が増加した。国・地域別では、最も大きい中国からの輸入が17.5%増加。日本からは2.9%増だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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