2019年3月4日
損保市場は昨年1.5%成長、自動車保険が最大
マレーシア損害保険協会(PIAM)は、加盟企業の2018年の収入保険料が前年比1.5%増の179億2000万リンギ(約4924億円)だったと発表した。シェアが大きい自動車保険と火災保険が伸び、全体を押し上げた。ザ・スター・オンラインが1日付で伝えた。
自動車保険の収入保険料は1.8%増の84億7000万リンギで、全体の47.3%を占めた。昨年は6〜8月がタックスホリデーだったことで新車販売が前年比3.8%増の59万8714台と伸び、自動車保険も好調だった。
自動車保険に次いで収入保険料が多かったのは火災保険で2.8%増の35億1000万リンギ。次いで多かった海上・運送保険は0.3%減の13億3000万リンギとやや減少した。このほか個人損害保険が6.9%増の12億1000億リンギ、医療・健康保険が5.2%増の11億6000万リンギなどとなっている。
一方、交通事故に対する保険金の支払いは54億5000万リンギ。PIAMは、マレーシアは世界でも最も交通事故が多い国の一つであり、政府と協力し、事故減少につなげたいとしている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)