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経済
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2019年2月27日

ドコモ、IoT導入で「見える化」する 帝人のタイ繊維工場で、実証実験を開始

 
 NTTドコモのシンガポール現地法人、NTTドコモアジアはグローバルIoTソリューション「グロビオ(Globiot)」の取り組みの一環として、2019年2月27日から帝人のタイ繊維工場の合成繊維製造工程で、IoTを活用した実証実験を開始する。
 
 この実証実験を通じて、高機能な製品、かつ安定供給が求められる繊維業界での活用を検証することが目的。合成繊維工場の製造機器に設置された各種センサーから集められた約30点の操業情報を、モバイルネットワークを通じてリアルタイムに収集。工場管理者はクラウド上に集まった工場の操業データを、パソコンやスマートフォンを通じて遠隔監視できるようになる。
 
 工場内のデジタル化を促進することで、現場の情報共有がスムーズになり、効率的な生産体制の構築が可能になる。
 
 これまでも、センターから取得したデータをクラウド上で「見える化」し、「IoTソリューションプラットフォーム」を自動車の部品をはじめとしたプラスチック成形業界を中心に提供していた。
 
 今後はこのプラットフォームを活用し、一時的なトラブルによる設備停止時間の削減や、設備の劣化状態の把握など、製造工程現場のさらなる業務改善のサポートを目指す。また、企業の生産性向上につなげるべく、幅広い業界で展開していくという。

今回のプロジェクト中心メンバーの長谷川さん(写真右)と黄治誠さん(写真左)

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