タクシー・個人ハイヤー利用満足度、ハイヤーはやや低下

 
　タクシー、配車アプリを利用した個人ハイヤーの利用満足度調査で、個人ハイヤー利用の顧客満足度は2017年の8.2に対し、18年は7.9にやや低下したことが、公共輸送審議会（PTC）が委託実施した調査から分かった。
 
　調査は18年の８～９月にかけ実施し、1,500人が回答した。評価点は１～10で、待ち時間、予約のしやすさ、安全度、運転手のサービスについて満足度を回答してもらった。
 
　タクシー利用の満足度は7.9で変わらず。予約のしやすさでは、満足度が7.8～8.3に上がった。個人ハイヤーに対抗するためタクシー業者が予約アプリを導入したことが評価された。
 
　タクシー、個人ハイヤーのどちらを利用するかの決め手は、料金と入手可能性だった。大通りでなくても流しのタクシーを拾える点が、タクシーを好む利用者が挙げた利点だった。タクシー利用では回答者の99.6％が満足したと回答。ハイヤー利用では98.8％が満足したと回答した。
 
　タクシーと個人ハイヤーが競争関係にあり、また配車アプリには運転手評価システムがあるため、より良いサービスを運転手が心掛けるようになっているようだ。