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経済
社会

2019年2月12日

ショッピングモールで飲食店の比率が上昇、新たな消費潮流も

【ペタリンジャヤ】
 売り場面積に占める飲食店の割合を高めるショッピングモールが増えている。衣料品など通常の小売店は電子商取引との競争で苦戦を強いられてことが背景にある。

 ストラトス・コンサルティング・グループのティナ・リョン代表によると、飲食店は売り場面積の20%以下が普通だったが、現在は40%まで高まる可能性もあり、一部のショッピングモールでは飲食店が中核的テナントになっている。

 飲食店の割合が以前より高くなっているのは、3ダマンサラ(旧トロピカーナ・シティー・モール)、ペタリンジャヤのパラダイム・モール、サンウェイ・ベロシィー・モールなど。

 リョン氏によると、体験型ショッピングも最近のショッピングモールの傾向だ。単純な購買行為の提供だけではもはや、ショッピングモールは電子商取引にかなわないとの考えに基づき、客に足を運んでもらうための価値・目的をモールに付加するもので、イオン・モール・クチンがそうした新潮流の好例だという。

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