2018年11月30日
米フォックスとの訴訟、ゲンティンリゾートの入場者に影響
【クアラルンプール】ゲンティン・マレーシアは、損害賠償を求め米フォックス・エンターテインメント・グループとウォルト・ディズニーを米国で提訴したが、パブリック・インベストメント・バンクは、統合型カジノリゾート「リゾートワールド・ゲンティン」への客足に訴訟が影響するとの見通しを示した。
同リゾートの入場者は年間2,300万人余り(ゲンティン発表)。カジノのほかホテル、ショッピングモール、飲食施設、ショーステージがある。
ゲンティンはフォックスと2013年にライセンス契約を結び、同社の人気映画をテーマにした大型リゾート施設を計画し、建設にとりかかったが、フォックスが契約の終了を一方的に通告してきたため、訴訟に踏み切った。
パブリック投資銀によれば、訴訟は長引くため、テーマパークの開設はさらに遅れる見通しだ。このため2019-20年度の入場者数増加率予想を8―9%から3%に下方修正する。また利益予想も下方修正するという。
出典:ザ・サン