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経済

2018年11月28日

半導体製造のSSMC、3億ドル投じたクリーンルームを開所

半導体製造のシステムズ・オン・シリコン・マニュファクチャリング(SSMC)は11月27日、チャン・チュンシン通産相を招き、3億Sドル(約247億円)を投じ建設したクリーンルーム「アネックス10」の開所式を催した。

 

床面積は4,400平方メートルで、パシル・リスの既存工場と橋で連結している。自動車用ICチップ、特殊用途チップの生産能力を34%高めることができるという。

 

SSMCは、オランダ系NXPセミコンダクターズと世界最大の半導体製造ファウンドリーである台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)の合弁会社で、20年前の創設。累積投資額は30億Sドル(約2,476億円)になる。

 

アネックス10では主に車載用チップのウエハーを生産する。自動車用チップの需要は拡大しており、SSMCは車載用チップなどミックスドシグナル領域を強化する。

 

工場ではロボットを多用する。このため社員の70%が技術能力引き上げの訓練を受けた。

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