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経済

2018年11月21日

LNGを燃料とする貨物船、シナジーマリンが建造へ

【クアラルンプール】シナジー・マリンは液化天然ガス(LNG)を燃料とする貨物船を建造する。このため設計を委託するMTCMSデザインおよび建造を委託するシン・ヤン・シッピングと覚書を交わした。総額4,500万米ドル(約50億6500万円)のプロジェクトだ。

 

LNGを燃料とする船舶はマレーシアばかりか、東南アジアでも初めて。2020年第4四半期の完工を予定している。

 

国際海事機関(IMO)の決定により船舶の燃料油に含まれる硫黄分濃度規制が強化され、20年から、燃料油の硫黄分の規制値を3.5%以下から0.5%以下にする。船舶は規制に適合する燃料油を使用するか、排ガス洗浄装置を使用するか、あるいはLNGなど代替燃料を使用するかの対策を講じなければならない。

 

エンジンは、液体燃料とガス燃料を切り替えて運転可能なデュアルフューエルエンジンを採用する。船は石油・ガス産業向けに利用する。

 

出典;マレーシアン・リザーブ

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