2018年11月16日
マレーシア、木材輸出がやや低迷、今年は昨年以下に
【クアラルンプール】木材・同製品の輸出が不活発だ。1-8月の輸出額は前年同期比5.7%減の146億リンギ(約3,950億円)で、通年では昨年の232億1,000万リンギ(約6,280億円)を下回る見通しだ。
テレサ・コック一次産業相が11月15日、国際木材製品シンポジウムに出席した際の会見で明らかにした。昨年の輸出額のうち家具輸出収入が49億5,000万リンギ(約1,340億円)だった。
建設分野における木材の使用割合は建材全体の10%以下と少ない。その理由としてコック氏は、木材は高価で、シロアリ、カビ被害が出やすいとの間違った考えが定着しているためと語った。
木材はまた、統一建材細則で可燃物に分類されているため、構造物の躯体に使用すると当局の認可を得るのが困難だ。このため、同細則の見直しにとり掛かっており、改定を通じ木材の利用を奨励するという。
出典;ベルナマ通信