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社会

2018年10月25日

シンガポール、電気バス60台を発注、政府系STと中国企業が納入

陸運庁(LTA)は公共輸送機関で利用する電気自動車60台を総額5,000万Sドル(約40億7,500万円)で発注した。来年から引き渡しを受ける。

 

政府は環境負荷の少ない車両の導入を進めており、今回が初の本格導入。どの路線に配備するかは実施時期近くに発表する。

 

中国系BYD(比亜迪汽車)シンガポールが1階建てバス20台を1,700万Sドル(約13億8,500万円)で、シンガポール政府系シンガポール・テクノロジーズ(ST)エンジニアリングが1階建てバス20台を1,500万Sドル(約12億2,000万円)で納入する。

 

鄭州宇通客車が中心の連合体は1階建てバス10台と2階建てバス10台を1,800万Sドル(約14億6,700万円)で受注した。宇通は中国・河南省鄭州市のバス製造・販売会社。

 

LTAは複数社に発注したことについて、異なる充電技術を試験するためと説明した。車内には情報ディスプレーシステムを据え付け、映像、音声で運行情報を乗客に伝える。

 

LTAは2年前、BYDの車両で電気バスの運用試験を行った。熱帯地方であるため空調に大量のエネルギーを使用することにどう対応できるかを特に調べた。

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