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経済

2018年10月17日

シンガポール、インダストリー4.0見本市が開幕、複数の協力協定を締結

インダストリー4.0(第4次産業革命)に関する国際見本市「アジア太平洋トランスフォーメーション」が10月16日、開幕した。

 

インダストリー4.0は製造業のデジタル化・コンピューター化を目指すドイツ発のコンセプトで、モノづくりの高度化を図る。

 

開幕演説でターマン・シャンムガラトナム副首相は「高度の職が創出されるが、創出数は少なくなる。シンガポールはインダストリー4.0を推進するが、同時に製造業以外の分野での、高度の職の創出が必要になる」と述べた。インダストリー4.0を生かすには、国、産業、官民の垣根を越えた連携、協力が必要だという。

 

見本市に合わせ複数の協定、覚書が交わされた。科学技術研究庁、シンガポール国立大学、南洋理工大学は製薬大手のグラクソスミスクライン、MSDインターナショナル(シンガポール支所)、ファイザー・アジアパシフィックと連携し、効率の高い生産工程を開発する。

 

エンタープライズ・シンガポール、経済開発庁(EDB)はドイツの新興企業育成機関と企業間連携の推進で合意した。シンガポールの新興企業は革新的技術の開発でドイツ中小企業の協力を得ることができる。

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