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経済

2018年9月11日

マレーシア、最低賃金引き上げ、影響が大きいのはプランテーション

【ペタリンジャヤ】最低賃金引き上げについて、メイバンク・インベストメント・バンクは、プランテーション業とサービス業への影響が大きく、ほかの産業部門への影響は軽微との見通しを示した。

 

希望同盟(PH)は選挙公約で最低賃金の1,500リンギ(月額(約4万円))への引き上げを掲げていたため、市場では1,500リンギを予想する向きが多かったが、政府は5年かけ段階的に引き上げる方法を選択した。

 

同投資銀銀行は当初、100—200リンギ(約2,600~5,300円)の引き上げを予想していた。来年施行される新最低賃金は1,050リンギ(約2万8,000円)で、マレーシア半島では50リンギ、サバ、サラワク両州では130リンギの引き上げになる。

 

CGS・CIMB証券は、パーム油産業が最も引き上げの影響を受けると予想している。労働集約型であり、経費増をそのまま卸価格に転嫁できない産業だからだ。CGS・CIMBは中国銀河証券とCIMBの合弁会社。

 

出典;ザ・スター、9月7日

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