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経済

2018年8月16日

シンガポール政府、ホーカーでの電子決済を一本化、キャッシュレス化へ前進

政府はホーカーセンターでの支払いのキャッシュレス化を推進するため、支払いシステムを統合し、決済を担う業者を最多2社指名することを決めた。ホーカーセンターの1万2,000店すべてと、軽食堂、コーヒーショップが対象。

 

指名を受けた業者は「親アクワイアラー」として、加盟店であるホーカーに電子決済システムを提供し、決済処理を担い、加盟店に対する決済を完了させる。このためすべての決済方法に対応しなければならない。

 

ホーカー店では現金での支払いが一般的で、電子決済を受け入れる店でも、決済方法が多様で互換性がないため、客は多種の決済カード・電子財布を所持していないと決済ができないことがある。客には不便で、店側には負担が大きく、結局、現金での支払いが好まれる。

 

キャッシュレス化を進めるのは、エンタープライズ・シンガポール、シンガポール環境庁、住宅開発庁(HDB)の3機関。

 

入札ではなく、請負を希望する業者に名乗りを上げてもらう方法で募集する。銀行間電子決済システムのNETSが名乗りを上げている。

 

ホーカーに課せられる電子決済利用手数料は取引額の0.5%に設定される予定だ。クレジットカード会社が課す手数料(1~3%)より低い。

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