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政治

2018年7月18日

シンガポール政府会計の監査報告、複数の省庁で過失

法務長官院は7月17日、ウィリー・タン長官名の年次監査報告書を公表した。複数の省庁で以前同様の過失がみられたとして改善を勧告した。財務省は勧告の受け入れを表明。是正に向けた作業を開始したと発表した。

 

法務長官院は全16省、8つの国家機関、国営ファンド、法定機関、国営企業の会計を精査。3つの省と4つの法定機関、3つの国営ファンドで過失がみられたとした。

 

民間防衛隊(SCDF)では車両保守926件のうち104件で保守記録の日付が改ざんされていた。記録内容に問題はなかった。

 

国防省では情報技術(IT)管理面の甘さがあり、特定のユーザーの利用状況を適切に管理していなかった。

 

また草刈りの外部委託では6年間で20万Sドル(約1,650万円)の過払いが生じた。請負業者が作業した面積を過大申告した結果だ。

 

教育省では30件の校舎開発事業で、建設会社に対する支払いに3カ月~3年の遅れがあった。遅延金の総額は1,360万Sドル(約11兆2,400万円)。

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