2018年6月7日
マレーシア、王宮予算をブログが取り上げ、アンワル氏の動きがきっかけ
【プトラジャヤ】国王ムハンマド5世が2016年12月に即位して以降、2億5,700万リンギ(約71億1,000万円)の予算が王室に計上されたとカディル・ジャシン氏がブログで取り上げたことが話題になりソーシャルメディアで拡散している。
定例閣議後の記者会見でコメントを求められたのに対しマハティール首相は「内容を確認していない。記事を読んでから回答する」と述べた。
カディル氏は元ニュー・ストレーツ・タイムズ(NST)編集長で、現在は賢人委員会メンバー。
カディル氏は「王室に巨額の予算が充てられていることは、マレー君主の立場は安全だとの再保証は不要ということを示している」と説明した。次期首相と目されているアンワル・イブラヒム氏の発言を念頭に置いての投稿だ。
NST電子版によると、アンワル氏は複数の州の君主に謁見した際、政府は民主行動党(DAP)の支配を受けておらず、君主の権限をなくすようなことはしないと述べたという。
出典;フリー・マレーシア・トゥデー