シンガポール、米朝首脳会談はセントーサ島カペラ・ホテル、記念硬貨発売

米国ホワイトハウスのサンダース報道官は、初の米国・北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）首脳会議はセントーサ島のカペラ・ホテルで開催するとツイッターで明らかにした。これに先立ち、シンガポール政府はセントーサ島全体と同島南西部沖合を「特別行事エリア」に指定したと発表した。首脳会議は6月12日午前9時に開始の予定だ。

キム・チャンソン国務委員会部長率いる北朝鮮交渉団と米国の交渉団が警護、儀典などを協議した会場がカペラ・ホテル。敷地面積は12ヘクタールで、警備のしやすさが好まれたようだ。ポンティアック・グループの所有ホテル。

シンガポール政府は先に、シャングリラ・ホテルを中心とする区域も「特別行事エリア」に指定している。北朝鮮の金正恩委員長が宿泊を希望しているとされるフラートン・ホテルはエリア外にある。

特別行事エリア内のさらに狭い区域は特別ゾーンに指定されており、厳重な警備が敷かれる。セントーサ島の同ゾーン内には統合型カジノリゾートのリゾート・ワールド・セントーサがある。

サミット用に装甲を施した黒塗りのBMW4台が使用される。報道関係者用の施設はフォーミュラワン（F1）のピットビル内に整備される。

首脳会談を記念し、シンガポール造幣局は記念硬貨3種（金製、銀製、ニッケルめっきの亜鉛製）を発売する。海外販売も行う。価格はそれぞれ、1,380Sドル（約11万3,000円）、118Sドル（約9,700円）、36Sドル（約3,000円）。