2018年6月5日
マレーシア、製造業の就労者数が減少、PMIは4カ月連続で50以下に
【クアラルンプール】製造業の景況が悪化している。米系情報会社IHSマークイットによると、5月の製造業者の就労者総数は前月より減少した。需要低迷と受注残の減少および経費削減措置が背景にある。減少は7カ月ぶり。
日経マレーシア製造業者購買担当者指数(PMI)も5月は46.7と4月の48.6からさらに悪化した。11カ月ぶりの低い数値だ。また4カ月連続でPMIは50を下回った。50以下は生産活動の縮小を意味する。PMIの悪化は輸出受注高、新規受注高の低下が主因。
しかし景況判断は50以上で、製造業者は先行き12カ月間の業況を楽観している。IHSマークイットのエコノミスト、アーシュナ・ドディア氏によれば、新政権は事業活動を後押しする措置を講じるとの期待が産業界にあるためだ。
出典;ザ・スター、ザ・サン、エッジ