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日系企業・社会

2018年5月8日

日本航空、シンガポール=東京線就航60周年記念パーティー開催

日本航空は5月8日、クラウンプラザ・チャンギエアポートでシンガポール=東京線就航60周年記念パーティーを開催した。来賓として、駐シンガポール日本国特命全権大使の篠田研次氏、Changi Airport group(CAG)のWong Woon Liongシニアアドバイザーが出席したのをはじめ、旅行会社、貨物代理店、空港委託会社、国際観光振興機構(JNTO)、日本貿易振興機構(JETRO)関係者ら約200人が来場した。会場では和太鼓のパフォーマンスや、JALの歴代制服ファッションショーなども行われ、来場者をわかせた。

 

 

 主催者を代表して挨拶した大川順子取締役副会長は、「シンガポール=東京線は1958年5月8日に開設されました。シンガポールと日本を結ぶ初めての航空会社で、週3便の運航でした。以来、シンガポールはダイナミックに発展し、今では東京から毎日3便が運航し、乗客と貨物を運んでいます。とても誇りに思います」とこれまでの歩みを振り返り、関係者の協力に感謝した。

 

 

 来賓の篠田大使は、「日本航空のこの60年間は、日本人とシンガポール人がお互いに友情を育むことに大きく貢献してきた」と同社の功績を讃えた。そのうえで「多くの人が行き来しているが、なかでも日本を訪れるシンガポール人は増加傾向にある。シンガポールの学生たちはスクールホリデーを迎えると『see you in JAPAN』と交わすと聞いている」と会場を和ませた。

 

 Wong Woon Liongシニアアドバイザーは、「日本航空はシンガポールとチャンギ国際空港にとってパイオニア航空の一つです。両国間の経済活動は非常に活発で投資も積極的に行われています。そうした中で、昨年は2,700万人が両国間を往来しました。両国民が緊密な経済のもと楽しく過ごしています」と、日本とシンガポールの関係の一つの礎となった同社に敬意を表した。

 

 また、会場でAsiaXのインタビューに応じた大川副会長は、「シンガポール建国前から飛んでいて、シンガポールの発展と一緒に歩ませていただいた。光栄に思っている」と話し、山下康次郎シンガポール支店長は「湾岸戦争後はジャンボがガラガラの時期もあったが、今では90%を超える搭乗率になっている。60年間飛び続けられたのは皆様のサポートのおかげだと強く感じている。これをきちんと返していきたいと思っている」と述べた。

 

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