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社会

2018年3月20日

シンガポール、ジュロンの電力自由化、19日から売り込み解禁

電力の大口消費者だけでなく、零細業者、一般家庭も自由に電力会社を選べる電力オープン市場(OEM)の試験プロジェクトがジュロンで4月から開始されるが、エネルギー市場監督庁(EMA)は販促のための広告を3月19日付で解禁した。また、電気料金比較サイトも立ち上げた。

 

 電力小売りを認められたのは14社で、発電所を持つ業者が7社、独立系が7社。現在、電力消費量が2メガワット時以上の事業者への電力小売りを許可されているのは31社だが、ジュロンOEMでは別に審査が行われた。

 

 独立系のうちサンシープとサン・エレクトリックは太陽光による電力を供給する。ベスト・エレクトリックはプライム・タクシーを運営するプライム・グループ。

 

 発電所を持つ小売業者には、セムコープ・パワー、セノコ・エナジーなど大手のほか、マレーシア系YTLグループのセラヤ・エナジーも含まれる。

 

レッド・ドット・パワーは、時間帯別に電気料金設定を行い、電力の使用抑制を促す仕組みのデマンドレスポンスを採用する。

 

 独立系は単独でのサービス提供では大手に太刀打ちするのが難しいため、通信会社や銀行と提携し、抱き合わせでサービスを提供する。

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