2018年2月9日
シンガポール、求人の49%はPMET、昨年9月の雇用市場
人材開発省は2月7日、昨年9月の雇用統計を発表した。求人の49%は、専門職者・部長級管理職・エグゼクティブ・技術者(PMET)だった。
求人の絶対数は5万3,100人で、前年同月より700人少なかった。求人のうち6カ月以上、雇用に至らなかったポストの割合は33%(前年同月は36%)と雇用状況は改善した。
求人数が減少した理由についてOCBC銀行のエコノミストは、昨年下半期の景気が上向いたことと、技術投資で企業の生産性が上昇したことを挙げた。
PMET以外の職の求人数は、前年同月より減少した。建設業や、電子商取引との競争に直面している小売業の低迷が理由のようだ。
求人数が特に多かったのは、警備、受付係、顧客サービス担当職員、商店の販売員だった。低賃金、土日勤務、シフト勤務のあることが求職者に嫌われた理由だ。