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経済

2018年1月22日

GSTの税収額、今年は430億リンギに=関税局長

【プトラジャヤ】スブロマニアム関税局長は1月20日、チャリティーサイクリングにおける会見で、昨年の物品・サービス税(GST)の税収は目標の420億リンギ(約1兆1,804億円)を突破したと明らかにした。今年は430億リンギ(約1兆2,085億円)を目指す。

 

 スブロマニアム氏は「売上税・サービス税の時代は20万社が対象企業として登録していた。GSTでは46万5,000社が登録しており、GSTが有効な徴税方法であることが証明された」と語った。 またスブロマニアム関税局長は、GSTが導入されてから2年半で5,000件の詐欺の疑いを突き止め、調査を行ったと明らかにした。起訴に至ったケースもあるという。

 

 スブロマニアム氏は「意図的に詐欺に手を染めた企業であり、GSTの理解が足りないための結果ではない」と語った。

 

 関税局はGSTを順守する企業の割合を高めるため、強制的方法ではなく、GSTに対する理解を深めてもらうというソフトな手法を採用しており、職員がGST大使として企業に赴き、GSTをどう処理するかを手助けしている。  

 

出典:ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信

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