2014年10月20日
『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ』 橘 玲
昨年刊行されベストセラーとなった、シンガポールを舞台にした経済サスペンス小説「タックスヘイブン」の著者、橘玲氏を有名にした「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」、13年ぶりの改訂版。その原則は今も変わっていないとのことですが、前回から時を経た著者の解説が興味深いです。
その変化の一例が、生活コストを下げるための東南アジアへの移住についての解説。日本と同じように生活をしようとすると、利便性も勘案すると東京のほうがコストが安い、と説かれています。どのように暮らすか、が重要かと思いますが、今の日本の物価・環境を考えると説得力がありました。
幻冬舎/ISBN:9784344026421
協力=シンガポール紀伊國屋書店
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.267(2014年10月20日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール紀伊國屋書店 河合