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紀伊国屋「おすすめの1冊」

2023年12月4日

言葉の風景、哲学のレンズ

昨年、『会話を哲学する コミュニケ-ションとマニピュレ-ション』『言葉の展望台』の二冊の著書が大きな話題を呼び、ベストセラーとなった三木那由他。
 
言語哲学や意味論など、コミュニケーションに関する哲学の専門的な研究者だが、前述の二冊はその研究成果を盛り込みつつも、一般読者の興味を引く内容とその読みやすさによって多数の読者を得ることになった。
 
このほど刊行された『言葉の風景、哲学のレンズ』は前述の『言葉の展望台』の続編となるが、それぞれ独立したエッセイをまとめたものなので、どちらから読むこともできる。(いずれも月刊誌「群像」での連載をまとめたもの)
 
このシリーズの特徴は、日常的に現れるちょっとした言葉の使い方について、言語哲学の知見を活用しながら、それらの言葉が我々に具体的に与える印象や影響を掘り下げていくところだ。
 
抽象的な議論を参照しながら、我々にとって身近な問題を解きほぐしてくれる。
 
紀伊国屋シンガポール ウェブストアでチェック(ISBNコード:9784065336809)

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