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2023年10月31日

世界的人気で拡張するカジノビジネス


 
カジノ市場の市場価値は、2022年に630億米ドルから、2035年には約1,030億米ドルに達すると推定されています。そんなカジノの最前線の状況を解説します。
 

カジノの種類

カジノにはオンラインカジノと店舗型カジノがあります。
 
オンラインカジノは、スロット、テーブルゲーム、スポーツベッティングなどの様々なギャンブルゲームをインターネット上でプレイできるウェブサイトで、最新の新設オンラインカジノはこのサイトにアクセスすることで確認できます。
プレイヤーは、インターネット接続があればどこからでも、パソコンやスマートフォンを使ってアクセスできます。オンラインカジノの特徴のひとつとしては、新規プレーヤーを引き付け、既存プレーヤーを維持するために、ボーナスやプロモーションを提供していることが挙げられます。
 
店舗型カジノは、ランドベースカジノとも呼ばれ、人々が実際にギャンブルをすることができる物理的な施設のことです。スロット、テーブルゲーム、ポーカーなどの様々なゲームを提供し、多くの場合、ホテルやレストラン、バーなどのが併設されています。ロサンゼルスやシンガポール、マカオなど、店舗型カジノは、世界中の多くの都市や町にあり、多くの場合、主要な観光スポットとなっています。
 

シンガポールの店舗型カジノの拡張計画


 
シンガポールには政府公認のカジノが2つあります。それが「マリーナ・ベイ・サンズ」と「リゾート・ワールド・セントーサカジノ」です。
 
マリーナ・ベイ・サンズは2010年にオープンし、初日に3万人動員するなど盛り上がりを見せ、今ではシンガポールの象徴の一つとなっています。そして現在、そんなカジノの拡張計画が持ち上がっています。マリーナ・ベイ・サンズは完成時期を2028年と見ていて、カジノを含むリゾート施設エリアに全室スイートの1000室を備えるホテル新棟や、1万5000人収容のアリーナの建設などを計画しています。
 
リゾート・ワールド・セントーサカジノも22年に水族館の改築やテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」内の新アトラクションの工事に着手し、これからホテルの建設が進められる予定となっています。
 

まだまだ盛り上がるカジノ業界

2020年〜2022年頃にかけては、店舗型カジノは集客に苦戦したものの、その代わりにオンラインカジノがカジノ業界を牽引しました。日本にも多くのオンラインカジノが上陸。観光立国に向けて日本でも大阪に店舗型カジノの建設が予定されているものの、現段階ではオンラインカジノでルールや腕を磨いておくことが、ひとつの手段となっているようです。

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