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2022年6月30日

6月末開催のeスポーツ世界大会、APAC南地区より初出場 – 『ロケットリーグ』

空飛ぶ車でサッカーをするという、シンプルながら、冷静に考えてみるとそれなりにぶっ飛んだ設定のコンピューターゲーム『ロケットリーグ』。このロケットリーグが、現在Eスポーツとして、世界的に大きな人気を集めている。
 
2021年12月に北欧ストックホルムで開催された、ロケットリーグのチャンピオンシップシリーズ秋大会にあたる「フォールスプリット」では、今シーズンより追加されたアジア・太平洋(APAC)枠の代表として、日本の東京ヴェルディが出場を果たした。
 
ロケットリーグではこれまで欧米が大きくリードしてきた側面があるが、APAC枠がチャンピオンシップシリーズに加えられたことでやっと、アジア勢が同じ土俵に立って勝負することができるようになったのだ。
 
今月末から7月頭にかけてロンドンで開催される春大会「スプリングスプリット」にはGaimin Gladiatorsが代表として出場する予定だが、APAC南のチームが代表権を獲得したのは今回が初となる。LCTのプレイヤー名で活躍するキャプテンは、シンガポールを拠点とするLouis Christian Thamrunだ(国籍はインドネシア)。
 
他にもAPAC南の地区予選で上位に食い込んだチームを見てみると、多国籍チームもある中で、どのチームもシンガポール人プレイヤーを抱えており、シンガポールでの本競技への熱の高さを窺い知ることができる。2021年12月には、RLCSとは別にロケットリーグの競技イベントを主催するAPLによりシンガポールナショナルが行われている。
 
8月にはチャンピオンシップシリーズのシーズンを締めくくるファイナルがアメリカで開催される予定だが、シーズンの累計ポイントから南北のAPAC代表枠を勝ち取ったのは、前述の東京ヴェルディとGaimin Gladiatorsだ。
 
もちろん、ロケットリーグはeスポーツとして、トップリーグで戦うことだけが楽し見ではない。2021年11月30日にはスマホ向けスピンオフ作品『Rocket League Sideswipe』(『ロケットリーグ サイドスワイプ』)の配信が開始された。車でサッカーをやるというオリジナルのコンセプトはそのままに、スマホでも楽しめるようにいくつかの変更が加えられたゲームだ。
 
また他のプレイヤーたちのプレイをTwitchで観戦するなど、その楽しみ方は自分でプレイするだけにおさまらない。上記のようなメジャー大会でのトッププレイヤーたちの戦いにベットすることができるのも、もう一つの楽しみ方だ。スポーツベットを取り扱う多くのスポーツブックメーカーでも、サッカーや野球などと並んで、このロケットリーグをはじめとしたeスポーツにもベットが可能となっている。
 
ロケットリーグのチャンピオンシップシリーズ「スプリングスプリット」は6月29日からロンドンで開催だ。日本とシンガポールのプレイヤーたちのこれからのますますの活躍に期待したい!

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