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紀伊国屋「おすすめの1冊」

2021年2月4日

ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論

 今回は、紀伊國屋書店が毎年発表している「紀伊國屋じんぶん大賞」の2020年大賞受賞作を紹介したい。
 「紀伊國屋じんぶん大賞」は2010年より年末に発表されている賞で、一年間に刊行された「人文書」の中から、読者の投票をもとにベスト30を選ぶというものだ。
 まずは最新の受賞作を紹介している、こちらの特設サイトをご覧いただきたい。

 
 2020年の大賞作品は、デイヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』である。
 すでに各所で話題となっているので、タイトルを聞いたことがある方も多いだろう。
 
 題名になっている「ブルシット・ジョブ」とは、「ひとのためにならない、なくなっても差し支えない仕事」とされている。普通に考えれば、そのような仕事が存在する意味はないはずである。
 
 しかしこの本は、そのような仕事が存在し、かえってその仕事を際限なく生み出している現代の世界を鋭く批判するものなのだ。少しでも身に覚えのある方は、ぜひ手に取ってみてもらいたい。

 
 ●紀伊国屋シンガポール ウェブストアでチェック(ISBNコード:9784000614139)

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