2020年8月1日
自宅勤務をされる方の疼痛予防
COVID-19のパンデミックの影響で外出することが少なくなってから、腰痛、首の痛み、肩の痛み、腱鞘炎などを訴える方が増えてきました。
長時間の同じ姿勢に注意
自宅にいる時間が増え、テレビやスマートフォンをソファに座って長時間見続けたり、在宅勤務になり、慣れない椅子などに座ってPCでの仕事を長時間続けてしまっている方も多いのではないでしょうか。長い時間同じ姿勢をとることは、腰痛や頚部痛の大きな原因となります。筋肉や関節は、動かさない時間が増えると固くなり、痛みの原因となります。
予防方法
そんな痛みを防ぐために30分に一回は立ち上がって家の中を歩く、軽くストレッチをするなど試してみましょう。また肩関節周囲炎(いわゆる四十肩、五十肩)で痛みが強いときは、痛い方の腕をなるべく使わないようにしましょう。痛みで夜眠れないときは、痛み止めを使いましょう。そして腱鞘炎は酷使していることが原因です。痛みがある方をなるべく使わないようにする、サポーターの使用などを試してみてください。
一方で普段あまり運動をしていなかった人が、運動不足解消のため、一生懸命走ったり、自宅内で過度にエクササイズをして、足や膝を痛めてしまうこともあります。数日体を休めて楽になったら、少しずつ運動を再開してみてください。
それでも痛みが続く…長期にわたる痛みは精神的にもストレスを与えて、痛みを感じやすくなったり、不安感が強くなってしまうことも。また気が付かない疾患が隠れている場合もあります。そのような時はぜひ一度ご相談ください。