2020年3月4日
21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
1月にアメリカで行われた、CES(Consumer Electronics Show)にて各国の家電メーカーから発表された製品に驚きを隠せなかった。
ある家電メーカーからは、R2-D2(アメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するキャラクター)のような家電が発表され、幼少期に夢見たSFの世界がすぐそこまで迫っているという期待感を抱いた一方で、めざましく進歩するAI技術に対して恐怖をも覚えた。AIのアルゴリズムが人を支配する可能性や、雇用に対する不安が胸を曇らせた。
歴史学者である著者曰く、AIとバイオテクノロジーの進歩や変化は今後加速度的に進み続け、破壊的な進歩はおそらく人類、世界の型を変えてしまうという。
そんな未来に向けて現在をどう生きればいいのか。世界的ベストセラー「サピエンス全史」の著者からの21の問いとともに、考えていただきたい。
(シンガポール紀伊国屋書店 宇都宮)