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ドクター・グリーンのワンポイント医療情報

2018年8月28日

意外と知られていない足の裏(足底腱膜)のストレッチの重要性

足底腱膜とはその名の通り足の裏にある筋肉を包んでいる膜を指します。かかとからそれぞれの足の指に付着しており、いわゆる足の裏のアーチを形成しています。このアーチには体重がかかった際に伸展することによってその衝撃をやわらげるクッションのような働きがあります。また、足の指が上に反るように動くと足底腱膜が引っ張られてかかとが上がるような動きになります。バネのような役割を果たし、歩いたり走ったりする時の地面を蹴る力となります。足底腱膜は日常の歩行をはじめ多種のスポーツまで様々な状況で重要な役割を果たしています。

 

足の裏の筋肉はアキレス腱、ふくらはぎ、太ももの裏を通り骨盤までつながっています。そのため、足底腱膜の柔軟性が失われると足底腱膜炎というかかとや足の裏の痛み、またアキレス腱やふくらはぎ、太もも等様々な怪我にもつながります。

 

ふくらはぎや太ももの裏のストレッチはしても、足の裏のストレッチは意外と見落とされがちです。やり方は簡単、ゴルフボールやテニスボールを足の裏でゴロゴロ踏み転がしてみてください。痛気持ち良いポイントがたくさんあるはずです。1日片足5分ずつで効果はあります。日々のランニングで足の裏に痛みがある方、スポーツ中に足がつりやすかったり、アキレス腱に痛みが出やすい方は特にお勧めです。是非お試しください。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.337(2018年9月1日発行)」に掲載されたものです。

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