シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXライフTOP点眼薬の使用方法

ドクター・グリーンのワンポイント医療情報

2017年12月20日

点眼薬の使用方法

アレルギーによる目のかゆみ、ドライアイによる目の乾燥感など目に症状があるときは点眼薬が使われます。一般的に点眼する量は一滴で十分です。もともと目から溢れる分量も考慮されており、薬液が何分の一かの量で十分な効果が得られるように製造されているからです。

 

点眼する時は、薬が眼全体に行き届くようにしばらく目を閉じた後、目頭を軽く指で押さえてください。これは、薬液が涙点(目頭の上下にある涙の排出口)を通り、鼻に入るのを防ぐためです。点眼後はまばたきをしがちですが、まばたきは逆に薬液が外に出てしまうのでしないようにしましょう。

 

使用期限についてですが、未開封であれば、点眼薬に記載されている日付でよいですが、一度開封すると汚染の可能性が出てきます。原因としては細菌のほかにカビ(真菌)による汚染も多いといわれています。一般的に使用期限は5ccの容器で約1ヵ月、15ccの容器で約3ヵ月とされています。なお、汚染防止のため防腐剤が入っていますが、人体に影響はありません。点眼薬を正しく使いましょう。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.328(2017年12月1日発行)」に掲載されたものです。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXライフTOP点眼薬の使用方法