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2015年9月21日

目の病気 : 緑内障

緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のことで、治療が遅れると失明に至ることもあります。実際、厚生労働省の調べで、緑内障は日本の失明原因第1位とされています。

 

視神経の障害は、目の硬さである眼圧が、その人の耐えられる眼圧より上昇することによって引き起こされます。この視神経への障害が進行すると、見える範囲が少しずつ狭くなっていきます。しかし、その進行は非常にゆっくりであることが多く、両方の目の症状が同時に進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。

 

緑内障の診断や治療経過の観察には、眼圧検査、隅角検査、眼底検査(光干渉断層計[OCT]など)、視野検査などがあり、治療は多くの場合、薬物治療が基本となります。現在ではさまざまな薬効を持った点眼薬があり、緑内障のタイプや眼圧の高さ、進行状況に応じて処方されます。

 

また、日本人は眼圧が正常範囲内にもかかわらず緑内障になっている「正常眼圧緑内障」の方が、欧米に比べ多いことがわかっています。緑内障は中高年の方に起こる代表的な病気のひとつです。症状がない場合でも定期的に眼科検診を受け、緑内障を疑う場合は、眼科専門医のもとで経過観察、治療を行うことが大切です。

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.289(2015年10月05日発行)」に掲載されたものです。

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