2009年11月2日
同志社大学 シンガポール・クローバー会
同志社大学OB会(以下“クローバー会”)の華、増木玲子(ますきれいこ)さんを紹介します。現在、増木さんはクローバー会幹事団の一員として活躍中、今やクローバー会には欠かせない存在です。
私が初めてシンガポールへやってきたのは1997年のこと。父親の転勤をきっかけに、中学と高校、計4年間を当地で過ごしました。高校3年生の夏休み、一時帰国して訪れた同志社大学のオープンキャンパスで、重要文化財にも指定されているその校舎の数々に感動し、「歴史と伝統に囲まれたこの素晴らしい環境で青春時代を送りたい!」との一心で受験勉強をしたのが今からちょうど10年前です。
卒業後は日本で就職しましたが、「今度はシンガポールで仕事がしたい!」という夢を叶えるため、5年勤めた会社を退職し、今年5月にシンガポールへ“戻って”きました。 期待いっぱいで降り立ったものの、当時の友人は皆帰国していて、知り合いはほとんどいない。住所も職業も不定である私が、二度目のシンガポール生活でネットワークを広げるにはどうしたらよいものか……と暗中模索していた時、心の支えになったのが同志社大学OB会、「クローバー会」でした。来星後間もなく、会の連絡先を知り、早速入会。その後BBQや懇親会などのイベントを通じて、様々な方たちとの交流が広がり、当地での生活が少しずつ充実し始めました。現在の職場に落ち着くことになったのも、クローバー会での出会いがきっかけです。
私にとってクローバー会はとても大切な存在。母校がこのような形で私のシンガポール生活を助けることになろうとは、思ってもみませんでした。同じように、クローバー会を通して卒業生の皆さんのシンガポール生活がより有意義で楽しいものになるよう、少しでも役に立ちたいと思い、入会早々幹事をさせて頂いています。
現在74名の卒業生がクローバー会に登録しており、定期的にゴルフコンペや懇親会等で会員の親睦を深めています。当会でも締めのカッレジソング斉唱は恒例行事。♪One Purpose~♪と口ずさめば、学生時代にタイムスリップしたような気分になるのは私だけではないはずです。
今後もたくさんの縁が繋がって、クローバー会のメンバーのみならず、シンガポールで生活する日本人の皆さんが少しでも幸せになるように、それが私の願いです。
シンガポール在住同窓生の皆さんへ
シンガポールには、たくさんの日本人ネットワークがありますが、大学時代を同じ場所で過ごしたということで意気投合できる大学OB会は、とても貴重な存在です。同志社大学同窓生の方に限らず、シンガポールに同窓会が存在する方は、そのネットワークに加わってみてはいかがでしょうか?シンガポール生活が更に楽しくなるはずです。
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.156(2009年11月02日発行)」に掲載されたものです。
文= 同志社大学 シンガポール・クローバー会