2012年7月2日
10,000ドル紙幣を見てみたい
シンガポール紙幣の最高額面、1万Sドル紙幣(約62万円)はどのようなデザインなのか見てみたいと思ったが、身近に財布からポンと出せる者がいない。そこでシンガポール貨幣博物館(Singapore Coins and Notes Museum)に画像を送ってもらった(写真)。
基調の色はゴールドで、裏面には研究者やタンパク質の部分配列が描かれている。この絵には最先端技術の開発拠点をめざすという意味が込められている。
最初の1万Sドル紙幣発行は英国統治時代にさかのぼり、当時は銀行間の決済に使われた。その後、自動車ディーラーや両替商などに重宝されるようになったという。
もし、1万Sドル紙幣を手にした時、見慣れないからと変に疑ったりしないようにしたいものである。
文=AsiaX編集部
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.215(2012年07月02日発行)」に掲載されたものです。