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熱帯綺羅

2017年5月29日

シンガポール人が集うリバーサイド、カランでスポーツを楽しもう

カラン・リバー周辺では、住宅の建設など再開発が行われる一方で、ランニングやサイクリングなどスポーツ向けの環境整備も進められています。2014年にはシンガポール・スポーツ・ハブが完成し、よりスポーツを身近に楽しめるようになったカラン地区。今回は再開発の現状や、スポーツ振興に向けた取り組みなどを取り上げたいと思います。

 

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カラン・リバーではドラゴンボートの練習、川沿いではランニングやサイクリングが盛んに行われている

 

シティを一望できるカラン湾
市民の憩いの場所に

MRT環状線のスタジアム駅を降りて少し歩くと、目の前にカラン湾が広がります。この辺りからはマリーナ・ベイ・サンズやシンガポール・フライヤーなどを含め、都心の景色を一望でき、夜になると周囲のコンドミニアムの明かりが水面に写り、美しい風景を演出してくれます。また川風が涼しく、散歩を楽しむ人も多く見られます。

 

2007年には、インドアスタジアムの隣にあるショッピングモールが「カラン・レジャーパーク」にリニューアルされ、買い物にも便利になりました。今後もこのエリアでは、さまざまな形で開発が計画されています。都市再開発庁(URA)によると、今後20年の間にカラン・リバー付近では10万戸の住宅が整備される予定とのこと。スポーツハブからカラン・リバーを挟んで向かい側にあるカンポンブギス地区でも、現在住宅の建設が進んでいます。さらにこの付近にあるカラン・ディストリパークや工業団地では、住宅や娯楽施設を含む複合施設への再開発が計画されています。

 

カランを含むシンガポールのウォーターフロントは、2006年から公益事業庁がABC(Active Beautiful Clean)ウォータープログラムと呼ばれる、河川の水質向上およびレクリエーション施設の整備に向けた取り組みを展開しています。同プログラムの認定事業のひとつとして、スポーツハブ周辺にはさまざまな植物が植えられ、緑化とともに生物多様性の保護が図られています。このようにカラン地区では、都市開発だけでなく環境保全に向けた様々な取り組みも進められています。

 

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カラン湾からはマリーナ・ベイ・サンズやシンガポール・フライヤーを含め、シティ全体を見渡せる
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カンポンブギスでは現在も住宅の建設が進んでいる

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